食物アレルギー検査報告書の見方と食物アレルギーと共に生きるためにできること

食物アレルギー検査報告書の見方と食物アレルギーと共に生きるためにできること

食物アレルギーの検査から1週間後、
結果を聞きに病院へ行きました。

キウイがアレルギーじゃないかって
言ってましたよね。
それ以外にもありました。

そう言いながら医師は結果の紙を見せてくれ、
アレルギー検査の結果報告書の見方を解説してくれました。

食物アレルギー検査報告書の見方(MAST48)

食物アレルギー検査報告書

食物アレルギー検査の結果を聞きに行くと、
画像の様な報告書をいただけます。

各項目ごとに0~6の7段階にクラス判定されるわけですね。

クラス0 陰性(アレルギーの疑いなし)
クラス1 偽陽性(アレルギーである疑い)
クラス2以上 陽性(アレルギーの可能性が高い)

表でもわかる様にクラス2以上でアレルギーの可能性が高くなります。
なので、何ともない人はほとんど0ってことになりますね。

とは言え、検査結果は参考指標であって、
確実にアレルギーとは診断できず、
食物を摂取してアレルギー症状があるかが一番重要となります。

陽性でもアレルギー反応を起こさない人もいるし、
陰性であってもアレルギー反応を起す人もいるってことです。

ただ、クラスが高いほどアレルギーである可能性が高まり、
症状が重くなる危険性があることは注意しなければいけません。

また、MIX項目は、その項目に含まれる食物をまとめた検査なので、
その中のどれかひとつが陽性だと陽性に判定されるし、
どれが陽性だかはわかりません。

※「木の実ミックス(ヘーゼルナッツ・アーモンド・クルミ)」で
陽性判定された場合、
ヘーゼルナッツ・アーモンド・クルミの
どれかがアレルギーかもしれないし
全部かもしれないという事です。

私の場合、蕎麦の数値が一番高いのだが、
今まで蕎麦を食べてアレルギー症状は出ていないんですよね。

もしくは出ていたとしても気づいていないレベルの症状でした。

それに比べ、キウイは蕎麦よりも低い数値だったのに、
食べた後に確実に蕁麻疹が症状として出ていました。

結局のところ、数値は当てにならない…。

それに今まで症状が出てなくても、ある日突然重い症状が出て、
命の危険に晒されることになる可能性もあり得ます。

でも、知ることで出来る限りの該当食物を
食べないという選択ができるようになりました。

私の中でそういう結論に至りました。

食物アレルギーと共に生活するためにしたこと

だが、それにしても、アレルギーに該当する食品の数が多すぎる…。

アレルギーの食物を除去していく上で、栄養はしっかり摂りつつ、
偏った食生活にしない為にどうすればいいのか。

アレルギー食物が何に入っているかメモする

まず私がしたのは、何を食べてはいけないかを知ること

例えば、小麦ならどんな食材に小麦が入っているのかを
ひたすら調べてメモしました。

食物アレルギーの中でも小麦・大豆は特に多岐にわたっています。

食材だけではなく、調味料や食品添加物などにも入っており、
この2つだけで何も食べれるものがないではないか…
と、心折れそうになった。

ただただ該当食物を選ばなければいい
というわけではないんですよね。

代替食材はあるのかを調べる

そして、次に調べたのは、代替食材はあるのか

ただアレルギーの食物を除去するのではなく、
他の食材で栄養を補い、代わりになるものはあるのか。

例えば、小麦粉がダメだから米粉を使うみたいな感じです。

過去の自分を振り返って、
同じものをひたすら食べ続けた偏った食生活が
この大量のアレルギーの原因のひとつだと、分析。

食べられるものが少なくなるのだから、
意識してバランスよく食べるものを考えないと
更に食物アレルギー対象食品の増加、または重症化を
招いてしまうのではないか…?

だから、代替えできる食材は何かを
頭に叩き込みました。

私の場合は米もダメなので、
できる場合は小麦粉を片栗粉に変えたりしています。

さすがに無理なのもあるけど…

学んだことのまとめ

各項目ごとに0~6の7段階にクラス判定
食物を摂取してアレルギー症状があるかが一番重要
何を食べてはいけないかを知る
代替食材があるのかを知る

今回は、食物アレルギーの検査報告書の見方と
その結果を受けて私自身どうしたのかを書いてみました。

検査結果が出てから、現実に絶望しながらも
次に食べる食事さえ何を食べていいのかがわからなかったので
ひたすら調べて試行錯誤していくしかありませんでした…。

でも、いままで気にしなかった食物の事をいろいろ知ることができて
いい機会になったとも思っています。

私と同じ様に大人になってから
突然、食物アレルギーになってしまった人はもちろん、
そうでない人も普段自分が食べている食物について
興味を持ってくれたら幸いです。

最後に雑談となりますが、以下が結果を聞きに行った時の
私と担当医の会話です。

…多いですね…(汗)

え…

蕎麦、小麦、ごま、大豆、ナッツ、米…。
今まで蕎麦やナッツで息苦しくなったり
蕁麻疹出たことはなかったですか?

…10年位前にストレスで蕁麻疹が出てから、
頻繁に出るようになったんですが、
キウイみたいに
原因ははっきりわからなかったです。

そうですか。

え…米もですか?
え…これは、該当するものは
食べない方がいいということですか?

まぁ…そうですね。

医師からは食べない方がいいという助言以外の言葉も、
今後の治療や検査の提案等もなく、
放心状態の私はそれ以上何も言葉が出ず、
診察室を出ました(笑)

※この記事は筆者の体験に基いて書いています。
症状には個人差があるので、
記事の内容と同じにならない可能性があります。
不安や不明な点が少しでもある場合は
医師と相談することをおすすめします。